自然と木とお庭と住宅

大分のお宅で、お庭のリフォームを考えている友人がいます。
リフォームはなにも家そのものだけではなくて、お庭も生活の大事な場所、機会があればぜひ考えたいですよね。お庭のリフォームを考えるときに、まずは目的をしっかりと持って、そこから計画を立てるべきです。
友人の場合は、お子さんたちと庭でバーベキューをしたり、ビニールプールを置いて水遊びをさせたりしたい、が目的だそうです。親の代にたくさん植えられた樹木に、花が咲き、鳥がさえずる今の庭も決して嫌いではないのですが、遊び盛りの子どもたちのために沿った庭につくりかえたいと思っているのだとか。
樹木は立派なものであれば、滅多やたらと切り倒したくはないですよね。樹木も生き物。そして大きければ大きいほど、家や人と共に長い時を刻んできたのですから、バッサリというのは避けたいものです。今ある状態で有効に活用できるものは残しましょう。日除けになる、と思えばそこを起点に計画が立てられます。
小さな樹木であれば、植え替えることも比較的容易です。古い家によくある石の水鉢なんかも、「いらない」と打ち捨てるのではなくて、見方を変えれば子どもの遊び道具に。大きな石も、演出次第でベンチやテーブルの代わりになります。バーベキューを楽しみたいのであれば、炭火を利用するエリアにはウッドデッキや芝生・土ではなくて、石張りやレンガ・タイル敷きにするのがお勧めです。
全体像が見えてきたら、あとは手入れがしやすいような工夫などに心がけましょう。雑草とりが大変だと思うなら、雑草が生えない防草シート（ポリプロピレン製）もありますが、なるべく自然にしたければグランドカバー（地面を覆う草）を植えると良いでしょう。